日本の『木』は誇れる輸出ができる資産

大阪に拠点を構え、アトピー・アレルギー・喘息に負けない家づくりを提供している夢工房のスタッフとして、日本の木材輸出に関する動向や国内の国産材に焦点を当て、森林資源の有効活用について考察してみましょう。

興味深いことに、日本は世界第2位の森林大国でありながら、国産材の自給率が35%と低い状況にあります。これに対して、近年国産材の輸出が増加しており、特に中国や韓国だけでなく、フィリピンやアメリカにも輸出が行われています。

2010年に初めて100億円を突破した木材輸出額が、わずか12年で527億円に拡大しています。今年は円安の影響もあり、輸出が一層伸びている可能性があります。しかし、まだ一部の国にしか輸出されておらず、今後の伸びしろが期待されます。

日本政府も国産材の輸出拡大を図るため、国産材ブランド化計画を進めています。建築育成支援を含む広範な取組みが地域で行われ、国産材の海外への輸出を促進しています。これにより、地域経済の活性化や国産材のブランド価値向上が期待されます。

ドイツ林業は日本林業よりも高効率

一方で、日本は世界でも有数の森林大国であり、森林面積はドイツの約2.5倍にも達します。しかし、驚くべきことに木材生産量はドイツの1/3に過ぎません。具体的には、日本が1830万㎥に対して、ドイツは6350万㎥の木材を生産しています。この差異は、今後国内での自給率向上が求められる可能性を示唆しています。

総じて、日本の森林資源には未だに豊富な伸びしろがあり、国内外での活用と保護が求められています。夢工房のようなアレルギーに配慮した住宅建築は、これらの資源を持続可能かつ効果的に活用する一例となり、今後ますます注目を集めることでしょう。

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