大阪阿倍野区で健康的に暮らせる家を建てている夢工房です。
モデルハウスオープン後、多くのお客様にご来場いただきありがとうございます。

お客様からは
「いくつものモデルハウスを回ったけど、なんか違う。」
と言っていただけることも多くありがたく思っています。

さて、自然素材で包んだお家であることが来場者皆さまからなんか違うと引き出した原因について少しまとめていきたいと思います。

お家にいる時間が増えた昨今の事情もあると思います。
心地よい空間をお家に取り入れていきましょう。

自然素材と化学素材について

高度経済成長時（1955年～1973年までの19年間）以降、石油による製品がより一般化していきました。
プラスチック、ペットボトル、ビニール袋、化学繊維など身の回りのものが取って代わっていき、住宅においてもビニールクロス、複合フローリング、建具などシートや接着剤を中心に多くの石油製品を使用されるようになってきました。

そんな中シックハウス症候群による体調不良が増えていき、2003年7月改正建築基準法でシックハウス症候群を予防することを目的とする全ての建造物に24時間換気システムを設置することが原則として義務付けられました。

ホルムアルデヒドなどVOCを減らしたF☆☆☆☆にしても、住宅先進国では次の世代規定F☆☆☆☆☆ができるなど、日本も海外もまだまだ化学素材とどう暮らしていくのか。
どのような規定をすれば健康的な暮らしを害さずに叶うのか。
道途中の段階と言えます。

自然素材はホルムアルデヒドなどVOCをもともと持っていないため、拡散が認められず、その心配はありません。

せっかく建てるお家はどうするべきなのでしょうか。

ビニールクロスと自然素材内装仕上げ

夢工房では部屋の壁材に『シラス壁』を標準推奨しています。
漆喰のような質感で豊かなデティールが特徴

もちろん自然素材のために健康を害する物質が発散されないだけではなく、自然に劣化していくスピードもゆっくりです。

石が朽ちていくスピードを想像していただければ、遅い劣化も想像するのは難しくないかと思います。

うちではあまり使わないのがビニールクロス。
一般的に壁紙と呼ばれていますが、もともとは和紙などの紙でできていたため、名残でそう呼ばれていますが、全くの別物です。

日本でよく使用されるシート状ビニールクロスは欧米ではほぼ絶滅危惧種になってしまいました。とって代わったのは最近聞くことが多くなった不織布クロスです。

この不織布クロスには様々な素材がありますが、マスクのように紙を使用したものから、塩ビを繊維状のものにして不織布としたものなど様々です。

不織布クロスにすることで透湿することができるため取って代わられました。
日本で一般的なシート状のビニールクロスでは透湿できずに室内の健康を害する心配があると研究・普及していったようです。

弊社でも不織布クロスか和紙によるクロスは使用しています。
透湿することの重要性はここでは割愛しますが、大事と言うことを知っておいて下さい。

漆喰やシラス壁などの内装仕上げは透湿するものです。

複合フローリングと無垢フローリング

複合フローリングにはいくつかの種類に分かれますが、総じて化学素材です。
基材と呼ばれる接着剤で固めた塊りにシート状の木やプリントシートを張り付け、接着剤でコーティングしてつくられるのが複合フローリングです。

一部特異な商品もあるようですが、、

そのため、木本来が持つ性質のいくつかを失ってしまいます。

失う性質の主なものが「接触温感・冷感」と「耐久性」
素材によって肌に触れたときにどう感じるかは違います。

ガラスと土鍋に触ると違いがあるように、複合フローリングと無垢フローリングとでは肌触りが違う。肌から感じる温度が違うと言うことになります。

冬の冷たい床で足裏から熱を奪われるようなフローリングが複合フローリングの可能性が高いのではないでしょうか。

耐久性

スウェーデンでは無垢フローリングが一般的だそうです。
特に室内でも靴で生活する国々では無垢フローリングでないと持たないのだそうです。

というのも無垢フローリングはへこみやすく変色もしやすいのですが、汚れてきたら表面をサイディングすることで新品のように戻っていきます。

しかし高度経済成長期に急激な工業製品化が推奨された時代を超えてきた日本人には無垢材は汚れやすく、耐久性の優れた複合フローリングと言うイメージがどこかに残っています。

体感するとCMなどでのプロパガンダだったと気づくことができるのですが、体感できるところはほんの一部です。

新品の時が一番きれいで、窓の周辺の所は紫外線によってプラスチックが劣化するのと同様に複合フローリングの表面を割ってしまいシートが剥がれている。
そんな所を見た人も多いのではないでしょうか。

実は複合フローリングは耐久性が低く、長く暮らしていく中で大きくリフォームが必要になってしまいます。

まとめ：自然素材の家と化学素材の家の違い

「自然素材の家と化学素材の家の違い」体感しないとわからないこともあるでしょう。
そのために夢工房ではモデルハウスをご用意しているのでゆっくりと体感しにきてください。

弊社が大事にしている「健康」への想いが伝わると思います。

家が支える「健康」について素材、温熱環境など
ぜひ体感しに来てください。