心地よい暮らしは木とともに|電子顕微鏡で木材を見た構造が叶えること
大阪阿倍野区で健康的に暮らせる家を建てている夢工房です。
私たちのおすすめする暮らしは心地よい暮らしです。
そのためには木の性質を暮らしに取り入れるのがよいと考えています。
では私たちの身近で、気がつけばその場所に採用されている木が持つ性質を紹介していきます。
さまざまな木種を暮らしに取り入れることでより良い暮らしを手に入れてください。
木に触れるとぬくもりを感じる。|木の性質
電子顕微鏡画像で拡大したヒノキがこちらです。
https://yume-studio.jp/material/material_about.html?p_id=69
四角いストロー上のものが並んでいるように見えます。
これだけ見ると段ボールのようにも見えますが💦
繊維が縦に並んでいるからこそ、柱など縦方向への力に強いのがわかりますね。
さて、穴には空気が入っています。
そのため熱がつたわりにくくなっています。
ガラスがシングルガラスからペアガラス、トリプルガラスになると熱が伝わりにくくなるのと同じですね。
穴のなかに空気をため込み、熱の移動を起こさせないから自然なぬくもりを漢字つこと出来るのです。
樹脂でコーティングしたフローリングと踏み比べるとその違いをより感じることができるのではないでしょうか。
快適な湿気にコントロール|木の性質
まったくの偶然でしょうか。必然でしょうか。
人は湿気が多いと不快で、乾燥しすぎるとウィルスが活性化してしまいます。
木には湿気をコントロールすることで人が快適だと感じる湿気量にコントロールすることができます。
先ほどでも紹介したストローが並んだような構造であるがゆえに表面積を増やし、水分子3nm(3×10⁻⁹m)と、砂の粒の10万分の1ととんでもなく小さな分子をコントロールすると言われています。
空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出します。
吸音効果もある|木の性質
木材には、低音・中音・高音をバランスよく吸収する働きがあるため、室内に木材を使用した場合、不快な雑音が吸収され、音がまろやかになります。
音がまろやかになるとイメージをつきにくいことかもしれません。
小さな穴でできた構造の多孔質な木材にはなんとなく吸音することでちょうどいい状態にしてくれます。
木に囲まれた家に慣れてしまうと友達の家でテレビを見ていてはじめて気がつくかもしれませんね。
耳から入ってくる情報は脳波に直接的に影響すると言われています。
「なんとなくちょうどいい」ということは健康にも大切なのかもしれんせんね。
カビや病原菌を抑える。|木の性質
木の香りは木の持つ精油成分からくるニオイです。
それらの精油成分はカビの発生や病原菌の繁殖をおさえる効果があり、樹木自身にとって外敵から身を守るために身につけた抗菌物質だと言われています。
森の中では、木を腐らせる木材腐朽菌や木を食べる昆虫など、外敵は沢山います。
そう思えば、人にとって良い香りと感じると言うことは木からは敵だと思われていないということでしょうか。
共存できる立場でよかったと思ってしまいます。
またアレルギーや喘息を引き起こすダニを抑制する点は木には感謝しかないですね。
実は耐久性も高い木|木の性質
木材は、時間が経つにつれて色合いや風合いが変化します。木の種類や使用状況によって、色の変化はさまざま。長く使い続けることで、その木でしか表現できない美しさや味わいが増していきます。
スウェーデンやドイツ、デンマークなど住宅先進国と呼ばれる国々では靴で生活をするお家も多いそうです。
それら国々の床材は50年を超えているもザラにあります。
木が耐久性に優れていないと言われるのはすこし違うように感じます。
0.5mmほど表面を削ると新品のようになります。
せっかく建てるお家ですから、長く使えるお家にしてあげてください。