
【大阪で実現】喘息・アレルギーっ子のための家づくり|自然素材がシックハウス症候群を予防する理由
大阪市阿倍野区で健康で快適な家づくりをお手伝いしている夢工房スタッフです。
「子どもが夜中に咳き込む」「家族がアレルギー症状に悩んでいる」 そんなお悩みを抱えながら、大阪で家づくりを考えている方はいらっしゃいませんか?
実は、住んでいる「家」の環境が、喘息やアレルギーの症状に大きく影響することがあります。特に気密性の高い現代の住宅では、目に見えない化学物質やカビ・ダニなどが原因となることも少なくありません。
この記事では、大阪で自然派工務店を営む私たちが、喘息やアレルギーを持つご家族のために、なぜ自然素材の家がおすすめなのか、そしてシックハウス症候群を予防する家づくりのポイントについて詳しく解説します。
なぜ「家」が喘息・アレルギーに関係するの?シックハウス症候群の怖さ
一日の多くを過ごす家。もしその空気が汚れていたら、健康に影響が出ても不思議ではありません。空気が気になる?と言う方も増えているのが現状です。

一般的な住宅に潜む原因物質:
- 化学物質 (VOC): 建材や家具、壁紙の接着剤などに含まれる揮発性有機化合物。シックハウス症候群の主な原因とされています。
- カビ・ダニ: 結露しやすい場所や換気不足の部屋で発生しやすく、アレルゲンとなります。
- ハウスダスト: ホコリ、繊維くず、ダニの死骸などが混ざり合ったもの。
特に、「シックハウス症候群 予防 住宅」への関心が高まっているように、建材に含まれる化学物質は大きな問題です。目や喉の痛み、頭痛、めまい、そして喘息やアレルギー症状の悪化を引き起こす可能性があります。
高気密・高断熱化が進んだ現代の家は、省エネ効果が高い反面、意識して換気を行わないと汚れた空気がこもりやすくなるため、注意が必要です。
自然素材の家 vs 一般的な住宅|空気の質が違う?
家づくりで使われる素材は、室内の空気環境に直接影響します。

- 一般的な住宅:
- 床材:合板フローリング(接着剤に化学物質が含まれる可能性)
- 壁材:ビニールクロス(通気性が低く、接着剤や素材自体から化学物質が放散される可能性)
- 断熱材:グラスウール、発泡ウレタンなど(種類によっては化学物質を含むものも)
- これらが複合的に影響し、シックハウス症候群のリスクを高めることがあります。

- 自然素材の家:
- 床材:無垢材フローリング(木の香り、調湿効果)
- 壁材:漆喰、珪藻土など(調湿効果、消臭効果、化学物質の吸着・分解効果が期待できるものも)
- 断熱材:セルロースファイバー(新聞紙)、羊毛など(自然由来で安全性の高いもの)
- 自然素材は、化学物質の放散が少ないだけでなく、素材自体が呼吸し、室内の湿度を調整してくれる効果(調湿効果)が期待できます。これにより、カビやダニの繁殖を抑制し、より快適で健康的な空気環境を保ちやすくなります。
壁材比較:漆喰・シラス壁 vs ビニールクロス|アレルギー対策に自然素材が選ばれる理由
特に面積の大きい壁材選びは重要です。
- ビニールクロス:
- メリット:安価、施工が容易、デザインが豊富。
- デメリット:通気性がほとんどないため湿気がこもりやすい、静電気を帯びやすくホコリが付着しやすい、接着剤や素材自体に含まれる可塑剤などの化学物質が揮発する可能性がある。
- 自然素材の壁材(漆喰 ・シラス壁):
ビニールクロスとは対照的に、自然素材の壁材は「呼吸する壁」とも言われ、多くのメリットがあります。
- 漆喰 (しっくい):
- 原料: 消石灰(石灰岩が原料)を主成分とし、海藻糊やスサ(麻などの繊維)を混ぜて作られる伝統的な壁材です。
- メリット:
- 優れた調湿効果: 湿度が高い時は湿気を吸い、乾燥している時は湿気を放出して快適な湿度に保ちます。結露やカビの発生を抑制。
- 消臭効果: 生活臭などを吸着します。
- 抗菌・抗ウイルス効果: 原料である消石灰の強アルカリ性により、カビや細菌が繁殖しにくい環境を作ります。**「漆喰 効果 アレルギー」**が期待される大きな理由です。
- 化学物質不使用: 自然素材が主原料です。
- 不燃性: 燃えにくい素材で防火性が高いです。
- 意匠性: 温かみのある独特の質感、フラットな仕上げから模様をつけた仕上げまで多様な表現が可能です。
- デメリット: ビニールクロスに比べてコストが高い。施工に左官職人の技術と時間が必要。乾燥収縮による細かなひび割れ(ヘアクラック)が起こる可能性があります(これを自然な風合いとして好む方もいます)。
- シラス壁:
- 原料: 火山噴出物である「シラス」を主原料とした100%自然素材の壁材です。マグマが超高温で焼成された微細な粒子で、無数の孔(あな)を持つ複雑な構造をしています。
- メリット:
- 卓越した調湿効果: シラスの多孔質な構造が、湿気を吸ったり吐いたりする能力に非常に優れており、漆喰以上とも言われるほどの高い調湿性を発揮します。
- 高い消臭・空気清浄効果: 微細な孔が、臭いの分子や空気中の化学物質(VOC)を吸着し、再放出しにくい特性があります。
- 100%自然素材: 化学物質を一切含まず、アレルギーの心配が少ない素材です。
- 断熱・保温効果: 素材自体に断熱性があり、室内の保温効果も期待できます。
- 不燃性: 火山由来の無機質素材のため、燃えません。
- デメリット: 漆喰と同様に、ビニールクロスよりコストがかかります。施工には専門的な知識と技術が必要です。デザインや色のバリエーションが、製品によっては漆喰ほど多くない場合があります。表面がややもろく、強くこするとポロポロと落ちることがあります(製品や仕上げ方によります)。
喘息やアレルギー対策を考えるなら、調湿性や抗菌性に優れ、化学物質を含まない漆喰は非常におすすめの壁材です。ビニールクロス特有のツンとした臭いがなく、空気が清々しく感じられるという声も多く聞かれます。
喘息・アレルギーを持つ家族のための家づくり 5つのポイント【大阪版】
- 「喘息 対策 家 大阪」**を建てるために、具体的にどのような点に注意すれば良いのでしょうか?
- 自然素材を積極的に採用: 床は無垢材、壁は漆喰や珪藻土、断熱材もセルロースファイバーなど、できる限り自然素材を選びましょう。見えない部分の接着剤なども確認が必要です。
- 上手な換気計画: シックハウス対策の基本は換気です。24時間換気システムを適切に設置し、定期的なフィルター掃除も忘れずに。窓を開けての自然換気もしやすい間取りを心がけましょう。
- 結露・カビ対策: 大阪は比較的温暖ですが、冬場の結露は油断できません。断熱性能・気密性能を高め、結露しにくい窓(樹脂サッシなど)を選ぶことで、カビの発生リスクを低減します。
- 掃除しやすい間取りと工夫: ホコリやダニが溜まりにくいよう、床の段差をなくす、凹凸の少ないシンプルなデザインにする、床から浮かせるタイプの造作家具にするなどの工夫が有効です。カーペット敷きは避けましょう。
- 信頼できる工務店選び: 自然素材の扱いや健康住宅に関する知識・実績が豊富な工務店を選び、家づくりに関する希望や不安をしっかり伝えることが大切です。
私たちが「自然素材・健康住宅」にこだわる理由
私たち(工務店名などを入れる)が、手間やコストがかかっても自然素材を使った健康的な家づくりにこだわるのには理由があります。
それは、家が単なる「箱」ではなく、ご家族が笑顔で、健やかに、そして安心して暮らせる「基盤」であってほしいと願うからです。
これまで、化学物質によるアレルギーや喘息に悩むご家族が、自然素材の家に住み替えたことで「子どもの咳が減った」「ぐっすり眠れるようになった」という嬉しいお声をたくさんいただいてきました。
新建材や便利な素材があふれる現代だからこそ、昔ながらの知恵が詰まった自然素材の力を借りて、本当に心地よく、深呼吸したくなるような家をお届けしたい。それが私たちの想いです。
まとめ|家族の健康を守る家づくりを
喘息やアレルギーは、ご本人にとってもご家族にとっても辛いもの。しかし、家づくりの工夫によって、その悩みを軽減できる可能性があります。
特に、自然素材は化学物質のリスクを減らし、室内の空気質を整える効果が期待できます。一般的な住宅と自然素材の家、ビニールクロスと漆喰、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご家族にとって最適な選択をすることが大切です。
大阪で喘息・アレルギー対策を考えた家づくり、シックハウス症候群を予防する健康住宅にご興味のある方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。素材のこと、費用のこと、間取りのこと、どんなことでも結構です。一緒に、ご家族が安心して暮らせる家づくりを考えましょう。
