冬に備える住宅の耐震と劣化診断:劣化・防蟻対策で家を守る
大阪市阿倍野区で健康で快適な家づくりをお手伝いしている夢工房スタッフです。
巨大な地震が秋から冬にかけて発生することが多いと言われています。日頃住んでいる家について、普段あまり気にしない箇所も多いのではないでしょうか。
しかし、備えあれば憂いなし。家の劣化状況を確認し、必要に応じて修繕し、劣化を抑える技術を導入することが重要です。
冬は海面が下がり、巨大地震を引き起こしやすい
東京大学の辻健教授によると、海溝型の巨大地震が特に冬に起きやすい理由は、「地震が起きやすいプレート境界を押さえつけている海面からの力が、冬には海面が下がることで弱くなり、角度の緩いプレート境界断層の摩擦が小さくなるため」とされています。
実際、東日本大震災や阪神・淡路大震災も冬に発生しました。
また、南海トラフ地震が発生する確率も非常に高く、30年以内に発生する確率は東海地震が88%、東南海地震が70%、南海地震が60%とされています。これらの地震も、いつ起こるか分からない不安が残ります。
劣化した家は地震に耐えられない
引用:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeez/7/3/7_158/_pdf
家は適切なメンテナンスを行わないと徐々に劣化していきます。実際に、阪神大震災の際には住宅の劣化と地震への耐久性について調査が行われました。京都大学の今村祐嗣教授による「阪神大震災にみる住宅の腐朽およびシロアリ被害の調査」によると、住宅の耐震性と共に構造耐力を維持することの重要性が強調されています。適切な維持管理を行い、大切に住み続けるために、住宅の耐久性を保つことが不可欠です。
劣化状況のチェックが重要
阪神大震災で被害を受けた住宅には、土台や柱の下部、モルタル壁内の柱などに腐朽やシロアリ被害が見られました。
土台と柱の接合部が腐って断面が欠損しているケースも多く、柱と木ずりの釘打ち部が腐り、接合耐力がほとんど期待できない状態が確認されています。
シロアリ被害・結露被害とは?
シロアリ被害は、木材がシロアリによって食害されることで構造的な強度が著しく低下します。また、結露が発生すると湿気によって木材が腐朽し、住宅全体の耐久性が損なわれることになります。これらの問題を防ぐために、定期的な点検と予防策が必要です。
家の健康診断から始めましょう
住宅の耐久性や安全性を確保するためには、まず現在の劣化状況を確認する「家の健康診断」から始めましょう。専門家による点検で、目に見えない問題も見つけることができます。
家のことは夢工房にご相談ください
住宅の劣化状況の確認や修繕、防蟻対策や耐震補強についてお考えの方は、ぜひ夢工房にご相談ください。お住まいの安全性と快適性を保つために、経験豊富なスタッフがサポートいたします。