大阪市内も木の循環の一部

大阪市阿倍野区で健康で快適な家づくりをお手伝いしている夢工房スタッフです。

森林大国日本
しかし、伐採後の再造林が十分に行われていないことが大きな問題となっています。山に植え育ち、街で利用される木の循環

消費地である大阪も木の循環の大切な位置をになっています。
今回はそんな山の恵みについて知ってほしい情報をまとめました。

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1410/spe1_01.html
農林水産省HP

木の循環と再造林の重要性

住宅に使用される木材は、適切な樹齢のものが最も良いとされています。例えば、樹齢60~80年程度の木材が建築に適していることが多く、これくらいの時間をかけて成長した木は強度や質感が良く、住宅の構造材に最適と言われています。

しかし、伐採後の再造林が十分に行われていないために、伐採地の65%が放棄されていると言われています。このような土地では、土壌流出や浸食が進行しやすく、再び植林することが困難になります。

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1410/spe1_01.html農林水産省HP

放棄地で起こる恐れのある問題

再造林されずに放棄された土地では、様々な環境問題が発生する恐れがあります。特に深刻なのが「土壌流出・浸食」です。森林が失われると、地表を保護していた木の根がなくなるため、雨水によって土壌が流れ出しやすくなります。この結果、土壌の質が低下し、農業や植林が困難になります。

また、放棄地は乾燥した草が繁茂しやすく、火災リスクも高まります。このような問題を未然に防ぐためには、伐採後の土地に再び木を植える「再造林」が重要なのです。

昔の大阪も荒廃した山が多かった

https://www.shinrin-ringyou.com/mokuzai/history.php (森林・林業学習館)

近代産業の発展に伴い、大阪周辺でも木材は燃料や様々な用途で大量に使用されていました。明治中期にはその影響で多くの山が荒廃していたと言われています。

しかし、その後の取り組みによって徐々に森林が回復してきました。このような歴史を考えると、現在でも持続可能な木材利用のために何ができるのかを真剣に考える必要があります。

材木が余る時代を見据えて

将来的には、木材が余る時代が来るかもしれません。それは一見、良いことのようにも思えますが、実際には適切なバランスで木材を利用し続けることが重要です。特に、建築に適した樹齢の木材を持続的に供給することは非常に難しい課題です。

大阪市内の建築業者として、木の循環を支える一端を担うことが求められています。良い木材を使用し、適切な方法で住宅に取り入れることで、木の文化を未来に引き継ぐことができます。

未来へつなぐ木の文化

私たちは、木材の持つ価値を最大限に活かし、木材に適した使用方法で提供していくことで、未来にも木の文化を残していきたいと考えています。消費地である大阪市内において、持続可能な木材利用の循環を続けていくことが、次世代への責任なのではないでしょうか。

木材の未来を支えるために、今できることを一歩ずつ進めていきましょう。良い木材の循環を確保し、大阪市内からも再造林を応援する取り組みを広げていきたいです。

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