桧、檜、ヒノキのこと|家づくりに取り入れたい木材

大阪市阿倍野区に事務所を構える健康注文住宅・リフォーム専門の工務店 夢工房スタッフです。

檜舞台
ヒノキぶろ
檜皮葺(ひわだぶき)

古くから日本の住宅をはじめ、寺社仏閣などを支えてきたヒノキは言葉にも多く残っている馴染みの深い木材です。

夢工房でもその抜群の耐久性とねじれの少ないヒノキを使用した新築を数多く建ててきました。
また良質なヒノキ材を使用していることも夢工房の強みある上に、暮らしに取り入れていただきたい木材ヒノキを改めてここで紹介させていただきます。

こだわりの自然素材|ヒノキ
https://yume-studio.jp/material/material_about.html?p_id=69

日本三大人工美林:尾鷲の檜と吉野杉・吉野檜

人の手によって植えられ、人の手によって枝打ちや間伐など木材として育てている林を人工林と言います。
全国にある人工林は日本にある森林の約4割が人工林と言われています。

そんな中で、特に品質が良いと名高くブランド力のある人工林が日本三大人工美林と呼ばれています。

・吉野(奈良)
・尾鷲(三重)
・天竜(長野)

なお、天然の三大美林と呼ばれているのは、
・青森
・秋田
・木曽(長野)
と手つかずに残っていたということが天然美林の特徴

日本三大人工美林が先人たちによって大切に守られ、何百年も前から先人たちが知恵と手間暇をかけてつくられた林と言えるかもしれません。

檜と杉は似ているけど違うもの

遠目ではよく似ている杉と檜
実は近づいてみてみると檜と杉の葉では印象が違います。
「ツンツン」としている方と鱗のような葉が重なり合っているもの。

ツンツンしているのが杉で
鱗のように丸っこい葉が檜です。

丸太にした時の違い

ヒノキは杉に比べるとその成長も遅く、年輪が詰まっています。
そのため、その木肌の色と相まって上品な印象があります。

杉は産地によって大きく性質を変える癖というものがあり、九州などと関西特に奈良の吉野杉などとは印象も大きく違います。

左がヒノキ、右が杉

ヒノキの耐用年数

法隆寺と同時に世界遺産登録された法起寺

法隆寺など寺社仏閣に使用されている柱のほとんどはヒノキです。
創建から1300年以上たつ法隆寺の柱などをみるとまだまだその耐久性は維持されているように思われます。

当時の人たちもヒノキがほかの木材よりも強いことはわかっていても、1000年以上もそのままだとは思っていなかったのではないでしょうか?

ヒノキの性能を損なわない工法が必要

法隆寺などの寺社仏閣はもつのに、家になると数十年で取り壊してしまう理由はいくつかありますが、ここで紹介したいのは2つ。

・木にやさしくない窓の存在
・ヒノキの性能を損なう工法

と言うのが理由の一端だと思われます。

木にやさしくない窓の存在

耐用年数が1000年を超えるヒノキともいえど、自由水が多い状態ではその耐用年数を減らしてしまいます。
その問題は大きくは取りざたされていませんが、アルミやアルミ複合窓などのねじで取り付け部分の結露がそヒノキの耐用年数を減らしているのではないでしょうか。

結露による窓取り付け部の結露により黒く変色しているのがわかります。
実際阪神大震災の時に、倒壊した建物の多くは結露などにより劣化や腐食してしまったお家が倒壊してしまっていたそうです。

震災後、実地調査に入った京都大学の研究グループの論文には詳しく書かれています。

阪神大震災にみる住宅の腐朽およびシロアリ被害
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeez/7/3/7_158/_pdf

ヒノキの性能を損なう工法

木は呼吸するとも言われ、周辺にある水分を吸い取り、吐き出すことで少しずつ木自体の水分量(含水率)を減らしていきます。

しかし、新建材と呼ばれる石油由来の建材では透湿しない建材のために木が呼吸できないということが起きてしまいます。

1000年を超える耐久年数を持つヒノキはその状態でも20年-30年ならそれほど問題にもならないのですが、本当の耐久年数を叶えることはできそうにありません。

ヒノキは優れた木材、優れた技術で建てる必要がある。

ヒノキは日本が誇る優れた木材です。
日本にこれほどまでに多くの歴史的木造建築物があるのは、ヒノキ
という優れた木材があるから。
というのも理由の一つなのでしょう。

ただ、注意しなければ、新建材を含めた様々な組み合わせによりヒノキ自身の性能を発揮しにくいことも十分にお消えてしまいます。

無垢材と向き合い木材を知っている夢工房だからこそ、提供できる品質があります。

大阪市内で無垢材や自然素材を家づくりに取り入れたいとお考えでしたら夢工房へお声掛けください。

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