杉の兄弟木種(仲間)とウラスギとオモテスギについて

大阪市阿倍野区で健康的に暮らせる家を建てている夢工房スタッフです。
まっすぐ伸びる木が整然と並んだ山を見たことがないという方は少ないのではないでしょうか?

騒然と立ち並ぶ木のほとんどが杉か檜。
人口増加に伴って増える木材需要に備えるために1950年代に日本中の多く山々で杉や檜は植林されました。

和歌山ではそれまで生えていた広葉樹、主にカシなどが紀州備長炭とブランドがついて日本中に広まるほど杉や桧に植え替えられていきました。

そして、もっともポピュラーな木となった杉。
余りにも身近になり過ぎていて、『杉は日本固有種』であり、特別な木であることは忘れられていることが多いです。

身近にありながらあまり知られていない杉についてまとめてみました。

杉は日本固有種、杉の兄弟たちの木種

杉の分類は『ヒノキ科スギ属』
1種類で属を形成する単型。

杉に近い種では『ヒノキ科メタセコイア属』
こちらも1種類で形成しますが、秋になると紅葉し落葉するメタセコイヤ。
杉とはちょっと違いますよね。

他にもコウヨウザンなど兄弟的な木はあり、学術的にはこのように分類されるそうです。
もし、ご興味があれば杉の兄弟たちも検索してみてあげてください。

杉と兄弟木種たち

callitris
widdrintonia
diselma
libocedrus
chamaecyparis
cupressus
juniperus
microbiota
juniperus
microbiota
platycladus
calocedrus
thuja occ
thuja plic
thujopsis
tetraclinis
cryptomeria 【杉】
glyptostrobus
metasequoia
sequoia
sequoiadendron
athrotaxis
taxodium
taxodium-fossil
taiwania
cunninghamia

ヒノキ科たち。
杉の兄弟木種に興味のある方は調べてみて下さい。

ウラスギとオモテスギ

日本にある杉も産地によって大きく姿を変えるのも特長なのかもしれません。あまり一般的ではないですが、木の業界では常識的な話で杉は比較的温暖な太平洋側,四国,九州に分布するオモテスギと多雪地帯、特に日本側に分布するウラスギというものがあり、今から15年ほど前にアメリカの遺伝学会誌にてDNA鑑定の結果が掲載されたそうです。

寒さに強いウラスギと暖かい地域が好みのオモテスギ
思い入れのある地域の木を暮らしに取り入れることは良いかもしれませんね。

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