
自然素材にこだった家づくりをオススメする理由|「??加工だから汚れに強い!いつまでもキレイ」のウソ
大阪阿倍野区で健康的に暮らせる家を建てている夢工房スタッフです。
先日ホームセンターでとある商品に「撥水・防カビ加工だから汚れに強い!いつまでもキレイ!!!」とのPOPが上がっていました。
撥水・防カビ加工が何なのか?お家づくりに役立てるのか?
その加工方法を知りたくて立ち止まってしまいました。
小さい文字に苦戦しながらも見つけました。
『表面素材:塩化ビニール』
ホームセンターの真ん中で小さくツッコミ「あかんやん!!」
もちろん家づくりにはと言う意味ですが、、
「??加工だから汚れに強い!いつまでもキレイ」のウソ
世の中には汚れに強い!!いつまでもキレイ!!!という言葉に寛容すぎるように思います。
汚れにどれぐらい強いのか?時間の経過後何年のことを示しているのか?
まったく示されず「世の中には汚れに強い!!いつまでもキレイ!!!」と示されています。
日本ビニル工業会HPによると
「使用条件(屋内外)や使用頻度などで変わりますが、一般的には約1年〜5年の間使用できます。」
とのこと
うん、約1年〜5年は「世の中には汚れに強い!!いつまでもキレイ!!!」と謳えるには過大かと思うのですが、、いかが思いますか?
もちろん塩化ビニールにも色々あるのでしょう。
水道管やサッシなど高耐久なものもありますが、表面加工用の素材がそれらの高耐久な塩化ビニールとは薄いですし同じものには見えないです、、よね。
お家の中で使用するには注意が必要?
環境問題の進んだヨーロッパでは塩化ビニールに添加される薬剤について規制が厳しくなってきているそうで、2019年7月からは添加物の禁止物質も追加されているそうです。
https://www.vec.gr.jp/anzen/anzen2_4.html
残念ながら日本では情報が少ないままとなっているようです。
検索してみると2008年~2009年の情報ソースから
「さらなる措置を講ずる必要はない」との科学的な結論に至っています。
との文言も、、。
何が正解なのか?ほんとよくわかりませんね。
乳がんリスクは高まるとの報告もあるようですが、、無視していいのか。ダメなのか。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2854732/(2010年の論文)
ただ言えることは、危険性については現在進行形で議論がなされており、安全だと結論づけるところまでは至っていないと言うことが現状なのではないでしょうか?
なら、わざわざ家族を実験体になる必要はないのではないか。
そう思ってしまうのです。
無垢フローリングと複合フローリング
無垢材を板状に削り出しフローリングする単板フローリング(無垢フローリング)
と接着剤で張り合わせる複合フローリングがあります。
今は無垢フローリングが一時よりは戻してはいますが、複合フローリングが多くなりました。
複合フローリングの表面加工には塩化ビニルが使われているものもあります。
これらの複合フローリングにも世の中には汚れに強い!!いつまでもキレイ!!!と書かれているものもありますよね。
体内でどうなるかも研究中だけど
日射などで劣化し、粉のようになって身体に入ってくる。
自分のことなら我慢できるのですが、家族のこととなると少し気になってしまいます。
本当の「汚れに強い!いつまでもキレイ!!」はメンテナンスをして保つ
キナリノというメディア型WEBサイトで
【保存版】水ジミ・黒ずみ・油ジミもおまかせ!「無垢フローリング」のお手入れ帖
と言うものを見つけました。
1.水拭きNG?いえいえ、水拭きOK!
2.逆に乾燥に弱い無垢材
3.水をこぼしたらすぐに拭き取って
4.水ジミができたら、スポンジでゴシゴシ
5.黒ずみはお酢で落とす
6.油ジミは石鹸の泡で落とす
7.傷・へこみができたら、濡れタオル+アイロンで修復
などなど、、
無垢フローリングはメンテナンスが必要だけど
汚れが取れないほどに汚れてしまったらフローリング研磨と言う方法も取ることができます。
そうやって木は何度も生き返る。
汚れに強い!いつまでもキレイ!!と言うのは何十年もキレイになれることを言うのではないでしょうか?
人は年になかなか勝てないのですが、
木は月日を超えていきます。
ヒノキは1000年後でも伐採時の強度を保っているように、、、
木を始めとする自然素材をもう少しだけ信じてみませんか?
これは大丈夫、大丈夫じゃない。
今ははっきりしないものは使わずに、自然素材にこだわったお家づくりを考えてみませんか?
