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これがマーケティングの力!
吉野家を1ヶ月でV字復活させた男
吉野家ホールディングスは2018年以降、売り方は右肩下がりだった。2019年2月には約8億円の赤字決算となり、売り上げの減少に歯止めがかからない状況に、、、
しかし、たった1ヶ月後の3月、ずっと下がり続けていた売り上げが急激に回復し始めた。そして、そこから3ヶ月で約10億円の黒字を出すまでにV字復活を遂げた。
たった1ヶ月の間に、何が起きたのか?
実は、このV字回復の裏には、一人の男性の存在があった👤
業界では敏腕マーケターとして有名な伊東氏が吉野家にやってきた。今までにも多くの商品をヒットさせてきた彼は、吉野家でもあっという間に業績を回復させた。
💡一体何をしていたのか?
まず、伊東氏は吉野家に来るお客さんについて、データを集めた。年齢や性別、来店する時間帯、そして、どんなメニューを注文するかなど…
そして、
「なぜお客さんは吉野家から離れてしまったのか?」
「どうすればお客さんが戻ってくるのか?」
何度も何度も考えた。
そして、お客さんのこんなニーズに辿りついた。
大盛りを頼むお客さんの中には、白米はそこまで多くなくていいが、牛肉をたくさん食べたい人たちが一定数いた。
反対に、女性や年配の方は、牛肉は好きだけれども、並盛りだと多すぎて食べられないため、日常づかいとして吉野家に来ることが少ないことがわかった。
そこで、伊東氏は28年ぶりの牛丼新メニューを出した🍚
「新メニュー」と言っても、何も新しく商品を開発したわけではない。今までもサイズに加えて「牛丼 超特盛」と「牛丼 小盛」を販売したのだ。
1つは吉野家らしく、肉付きのニーズに合わせた超特盛のサイズを増やした。これはご飯の量は大盛りと同じだが、お肉の量が2倍になっているというメニュー。
そして、もう1つは、並盛りでもボリュームが多すぎて、毎週食べにくることはできない、、、と吉野家から遠かったお客さんのために、小盛を発売した。
すると、「牛丼 超特盛」は30日間でなんと100万食を突破。さらに「牛丼 小盛」は、60万食を超える結果となった👏
つまり、商品は何もかえず、ボリュームを変えただけで、あっという間にお客さんが戻ってきたのだった。
💎ヒットの法則は「どうすれば売れるか1000回考える」
成長する会社は「どうすれば売れるか」に人一倍、時間を使って考えている。
伊東氏は、インタビューの中で、ヒット商品をうむ秘訣について「どうすれば売れるか1000回考える」と語っている。
あなたはどのくらいの商品の「売り方」について考えているだろう?
あなたの商品はどんな「売り方」をすればもっと多くのお客さんに届くだろう?
1000回と言わなくとも、今よりも「売り方」を考える時間を増やすだけで、きっともっと多くのアイデアが見つかるはず。
そして、あなたのビジネスは成長していくに違いない😃