転倒しにくい家にするために押さえるべき3つのこと

大阪市阿倍野区で健康的で快適な住宅を建てている夢工房です。

日々健康について考える中で、「転倒しにくい家にすること」は私たちの家づくりにおいても大切なテーマの一つです。
この記事が皆様の健康的な暮らしの参考になれば幸いです。

転倒事故1位は『住宅』

独立行政法人国民生活センター「医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故-高齢者編-」によると

65歳以上の高齢者の事故発生場所
77.1% 住宅
8.2% 民間施設
6.9% 一般道路
3.3% 海・山・川等 自然環境
1.5% 公共施設
0.3%  公園・遊園地
2.4% その他
0.3% 不明

8割弱の方が住宅で怪我を伴う事故が起きています。
つまり、転倒事故の起きにくい家にすることが大事だと言うことまでも言い切れるのではないでしょうか。

屋内での事故発生率が高いのは『居室』

65歳以上の高齢者の屋内事故詳細
45.0% 居室
18.7% 階段
17.0% 台所・食堂
5.2% 玄関
2.9% 洗面所
2.5% 風呂場
2.2% 廊下
1.5% トイレ
4.4% その他

少し意外と感じるのではないでしょうか?
風呂場や廊下、階段などは手すりを付けているお家も多く比率も多いのだろうと思っている人は多いのではないでしょうか?

しかし実際は居室や階段、キッチンで80%を超えます。
家内での事故(転倒など)を防止しようとするのならばこれらの場所にしっかりと対応しなければならないと言うことが言えます。

転倒対策を考えていきましょう。

転倒対策には「バリアフリー化」

バリアフリーの言葉を知らない人は少なくなりました。
段差のない床状態をつくり引っかかる場所を無くすことで、足がつっかえることを減らすための工事です。

今の認知度とは裏腹に、言葉ができたのは実は最近のことです。
20年前ほどでは一般的ではなかったように思われます。

そのため築年数が最近でないものはバリアフリーについて考える必要があるかもしれません。

段差がある場所
・和室への敷居部分
・扉の枠
・玄関の段差
など

日常的にある段差はけつまずく原因にもなります。
リフォームで直せる場所もたくさんあります。
例えば、和室であれば、和室自体をバリアフリーにする工事や戸を入れ替え、段差をなくす工事など方法はたくさんあります。
お早目のご相談をしてください。

転倒対策には「荷物を床に置かない」

またどれだけ屋内をバリアフリー化しても荷物が床に置いていては屋内での転倒リスクは上がってしまいます。

収納不足などが、そんな暮らしにしているのかもしれません。
リフォームで対応できることかもしれませんね。

転倒対策には「床材を適したものに」

フローリング床材によって滑りやすい、滑りにく、つっかえやすい、つっかえにくいと言うものがあります。

滑りやす過ぎると滑った転倒が増えます。
逆に滑りが少なすぎるとつっかえた転倒が増えてしまいます。

滑りすぎず、ひざなどに負担をかけない無垢材。
特にパイン材や桐などの柔らかく、木目による自然の滑り止めが付いたものがオススメです。

2025年の万博でも「健康」は大切なキーワード

「幸福な生き方とは何か」を正面から問う、初めての万博になる。
大阪・関西万博「テーマ」一部

さまざまな取り組みが発表されるであろう等プロジェクトが楽しみで仕方がありません。

どんな幸福な生き方を考えるにしても、家ができることはたくさんあるのではないでしょうか?

・ヒートショックの心配がない。
・冬でも室内温度がバリアフリー化され、アクティブに動き回れる。
・転倒の心配が少ない。
など

幸せのカタチを見つけるためにも健康であることはとても大切なのだと思います。
お気軽にお家のこと相談してください。

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