そとん壁の耐久性とメンテナンスについて大阪市の工務店が解説します!

モルタル壁にサイディング…一口に外壁材といっても、様々な種類の外壁材が存在します。
そのため、いざ注文住宅を検討し始めると、「外壁の材質を決めるのに時間がかかってしまった」なんて方も多いのではないでしょうか。
 
今回は、そとん壁という外壁材をご紹介します。
そとん壁はシラスから出来ている外壁材で、素材由来の豊富なメリットゆえに、近年注目を集めています。
そんなそとん壁のメリットの一つは耐久性です。
そのため、メンテナンスの必要性についても合わせて解説します。
 

■そとん壁とは

そとん壁とは、シラスから出来ている外壁材です。
ここでいうシラスとは小魚のことではありません。
シラスとは、南九州に多く分布している細粒の軽石や火山灰のことです。
 
サラサラしたシラスは水持ちが悪いため、水田には向きません。
そして、豪雨の際には土砂崩れの原因にもなります。
こうしたことからシラスは、地元住民の悩みの種となってきました。
しかし、現在、シラスは外壁材の素材として注目を集めているのです。
 

■そとん壁の耐久性

そとん壁のメリットの一つにその耐久性があります。
シラスが原料であるため、そとん壁は長寿命とされています。
その証拠に、シラスが使われている歴史的建築物が挙げられます。
 
まず、イタリアのローマに、パンテオン神殿という建築物があります。
そして、このパンテオン神殿は、シラスと同じ火山噴出物から出来ています。
他にもエジプトのピラミッドに使われた古代コンクリートにもシラスは含まれています。
 
こうした建築物が現存しているという事実は、シラスの高い耐久性を証明しているといえます。
また、そとん壁は、着色にも天然の鉱物顔料を使っているため、紫外線に強く、色あせとも無縁です。
 

■そとん壁のメンテナンス

ここまで読み進めると、いくら耐久性が高いといっても、「頻繁にメンテナンスをするという条件」付きでしょう?そんな風に考える方もいるのではないでしょうか。
 
しかし、そとん壁は、汚れが目立ちにくい色であること、静電気が発生しにくいためホコリを吸着することもないことから、日常的に頻繁にメンテナンスする不要はありません。
メーカーも25年間メンテナンス不要と公表しています。
そして、25年が経過した後は、高圧洗浄を行えばいいようです。
 
軽い汚れがついた場合は、激落ち君といった市販のメラミンフォーム製スポンジを使えば落とせます。
シミがついた場合も、雑巾と霧吹きで対処することが可能です。
また、外壁にはしばしばカビが発生しますが、火山灰であるシラスには栄養分がないため、カビが発生することもほとんどありません。
 

■まとめ

今回はそとん壁の耐久性とメンテナンスについてご紹介しました。
そとん壁は、耐久性も高く、メンテナンスも原則不要という、ランニングコストの観点から高く評価できる外壁材です。ぜひご検討ください。
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