住宅に取り入れたい自然素材の種類と特徴~フローリングと壁材~

近年、ハウス症候群や化学物質のアレルギーを引き起こす建材が問題視され、環境や身体に優しい自然素材の住宅が注目されています。
さらに自然素材は強度や耐震性にも優れていて、有害物質もでない、省エネ性にも優れているという非常に優れた住宅です。
そこで今回は、住宅に使われる自然素材を紹介していきます。
 

壁に使われる自然素材

●珪藻土
珪藻土は海の底に堆積したプランクトンの化石を原料としている壁の自然素材です。
特徴としては調湿性に優れている点とシックハウス症候群を防ぐ点です。
自然素材は施工価格がどれも高いですが、珪藻土も例外ではなくビニール製クロスの倍以上はかかります。
 
●漆喰
漆喰は消石灰と海藻糊、砂など混ぜ合わせて作られた自然素材です。
昔はよく使われていました。ビニール製クロスが出てきてからはあまり使われなくなりましたが、最近また注目され始めています。
大きな特徴としては壁の仕上がりをフラットにすることや、カビに強いためシックハウス症候群の対策になります。
費用としてはビニール製クロスの3倍から4倍はかかります。
 

フローリング

●パイン無垢フローリング
アカマツを素材として作られるフローリングです。
特徴としては経年変化で深みが出るので、住めば住むほど楽しめるフローリングと言えます。
そして、木が柔らかいので子供や高齢者がいる家族にはお勧めです。
 
●スギ無垢フローリング
スギのフローリングは和の空間と非常に合うので、日本の住宅では頻繁に使用されています。
スギの特徴としては、柔らかく、肌触りもよく、あたたかみがあります。
ただ、独特な香りがあるので、苦手だという方もおられます。
 
●ヒノキ無垢フローリング
ヒノキは高級な材木で、耐久性が高く強度もあるので木造住宅にはよく使われています。
 
●チーク無垢フローリング
硬く強靭で、木特有のそりなどが少なく、高級な家具などによく使われています。
床暖房に対応可能な素材の一つとして知られていて、和というよりは落ち着いた雰囲気でアジアンテイストな住宅などよく使われています。
 
●バーチ無垢フローリング
フローリングに使用する木は基本的には柔らかいものが多いのですが、バーチは硬いのでパイン素材などが苦手という方にお勧めの素材です。
 
今回は主な自然素材についてご紹介しました。
このように住宅に使う自然素材はたくさんの種類があり、探せば無数にあります。
自然素材の住宅を考えている方はぜひ自分の理想に合った自然素材を使い住宅を建ててください。

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