「延床面積」

203.71㎡（61.6坪）

「敷地面積」

1344.87㎡（406.8坪）

「工法・構造」

木造軸組

「竣工年月」

2012年6月

「所在地」

兵庫県西宮市

樹齢三百年の吉野杉を大黒柱に

自然の風、木の香を楽しむ日々

完成した家の特徴

眺望や庭の景色を眺める大開口、開放感のある吹き抜けにこだわりました。大空間なのに高断熱で年中心地よく、木の感触も香も良い。大黒柱は福本社長、担当の金子さんと吉野に行き、低コストで入手できました。

建築会社の決め手

「本物」の木の家を希望して建築会社を探し、出会ったのが夢工房さん。構造材を含め全て無垢の本格木造住宅の家が誕生。デザインも素敵でモデルハウスやOB宅で見たお風呂や折上げ天井が実現しました。

１／築5年経ち、ますます輝く住まいになっていく。ここは薪ストーブのあるホール。床暖房とこのストーブで冬も暖か。「夏は風通しのよい位置に窓があるので、開け放つと本当に涼しいです」。階段の踏み板は無垢の桐。足の当たる感触が柔らかい。床には節のないヒノキを採用した

２／和室の建具はヒノキを使って造作。折り上天井にするため、天井を高くプラン

３／2階の部屋と部屋をつなぐ廊下は、宙に浮いているよう。開放感を演出するため、床に透明な強化ガラスを採用した。リビングと一体の大空間になっている。天井にはアカマツを採用

４／2回のトイレも開放感いっぱい。壁は中霧島壁

５／2階のTさんの部屋。海まで見渡せる絶景と故郷から移した庭の木々をいつも楽しめる

高気密ではない家でゼロエネに挑戦

高断熱&通気&自然素材で健康的に

吉野ヒノキも杉も

良心価格の本格木造

季節の移ろいと暮らす

満開の桜ごしに大阪湾が一望できるT氏邸。野草料理を楽しみ、月を愛でながら入浴する日々。樹齢三百年の吉野杉の大黒柱、無垢ヒノキの床、壁は中霧島壁。セルロースファイバー断熱と床暖房、薪ストーブで吹き抜け大空間は冬も心地よい。ご夫妻の暮らしとそれを包み込む家との見事な融合だ。「高気密では健康的な家は造れない」と、通気性の高いゼロエネルギー住宅に挑戦し、進化し続ける同社。無垢材と塗り壁にこだわり、構造材も無垢を使うなど「アレルギーに悩まれる方にも安心していただいています」と福本社長。ていねいに間取りや造作家具を提案するプランナーの金子さんは、自然と共に豊かに暮らしたいという施主から信頼が寄せられる。風が通る室内の心地よさ、素材やデザインの上質感をぜひ体験して。モデルハウスや信頼関係で結ばれたOB宅も随時見学できる。

１／ダイニングテーブルから、庭の桜と海までが見えるT氏邸。この眺望を生かすように間取りをプラン。窓を多くとり、丈夫のロフト床をガラスにして、広々とした空間に。端正な建具もすべて造作。床は節のない無垢ヒノキ、壁は白す壁の中霧島壁なので調湿性が高く、家全体が呼吸しているよう。窓を開けると風が通り、夏もあまりエアコンを使わないそうだ

２／2階の部屋からはダイナミックな景色が。ロフトに上がればさらに絶景

３／デッキは四季を感じる贅沢な空間

４／開放感を演出するために2階を渡り廊下にした。床を透明なガラスにして、まるで宙に浮かんでいるよう

５／能登ヒバの香が漂う浴室からの眺望も素晴らしい。床はコルク